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災害情報チーム

東日本大震災への対応

2011年3月11日 午後2時46分、激震が私たちの街を襲いました。
揺れが収まった後、青葉区八幡六丁目にある本社前の国道48号線は激しい渋滞が続いていました。本社より東側200mの地点で土砂崩れが起き、車両の通行が困難になっていたのが原因でした。国土交通省仙台西国道出張所と連絡を取りたかったのですが一般電話も携帯電話も繋がりません。その時本社にいた災害情報チーム員と技術系社員とですぐ対策チームを作り、タイヤショベルを先頭にスコップや保安機材を持ってすぐさま現場に駆けつけ、応急的に道路啓開を行いました。道路は解放しましたが、車両は渋滞に巻き込まれる恐れがあった為、災害情報を収集すべくバイク隊2台を編成して仙台市西部方面へと出動しました。この時、被害の大きさに改めて愕然としたことを憶えています。この時、内陸部にいた我々は太平洋沿岸が巨大津波に襲われたいたことを具体的な情報として知りませんでした。沿岸部に近いところにあった当社の作業所は大津波の直撃を受けましたが、現場の社員の的確な判断によりいち早く避難したおかげで人的被害はありませんでした。
当社が気仙沼市内で請け負っていた宮城県発注の作業所は高台の為、津波の被害はなく、発電機等があったため地元住民の臨時避難場所として機能していたようです。解体用の重機が配置されていたので翌日以降、即時道路啓開にあたっています。また、翌々日には災害情報チームのバイク1台が派遣され、情報収集と連絡用として活躍していました。
震災発生翌日以降は本社役員をはじめ全社員が一丸となって昼夜間・休祭日を問わず、国土交通省をはじめ農林水産省、宮城県、仙台市、各市町村のそれぞれの担当者らと被災現場を立会い、応急工事の方法や手順を確認して労務や資機材の手配を行い様々な応急復旧工事に携わってきました。主に道路啓開や不明者捜索、下水処理場の応急復旧、海岸・河川堤防の応急復旧、建物の緊急点検や応急修繕等 3月中だけで土木26件、建築27件の応急復旧工事に対応しました。

最後になりましたが、東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福を祈るとともに、被災に遭われた皆様へ心よりお見舞いを申し上げます。
現在も、復旧・復興工事は続いています。当社も協力会社の皆様の応援を頂きながら、各地域の一日でも早い復興に貢献したいと願っております。

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