14.06.16

当工事は、東日本大震災により被害を受けた海岸の堤防・護岸の復旧
及び嵩上げを行う工事です。
施工場所は東松島市の大曲海岸で施工延長約1kmになります。
海表・海裏ともに大型コンクリートブロックで被覆を行います。
写真は嵩上げ時の高さで約2.3m嵩上げを行います。

こちらは消波ブロックの生コン打設状況です。
重量が5t・6.3t・8t・10tの消波ブロックを製作し約5700個のブロックを製作しました。

こちらは、消波ブロックの据付状況で、90tクローラークレーンにて既設の消波ブロックに
嵩上げを行い施工しました。

こちらは海表側の根固ブロック、裏込の栗石が完了し被覆ブロックを施工していきます。

こちらは突堤の施工状況になります。
ちなみに突堤とは沿岸に生じる海浜流を制御し砂浜の浸食を抑える効果があります。

それでは最後に...
当現場のすぐ近くには航空自衛隊松島基地がありブルーインパルスが現場上空を
飛行し訓練しています。東松島市に訪れた際にはぜひ一度ご覧ください。
14.06.16

塩釜貞山埠頭にある倉庫の新築工事が完了しました。
倉庫は大きいので対岸からも見えます。

倉庫の内部です。
LED証明がついているので、夜でも内部はとても明るくなっています。


倉庫北側の昼と夜の写真です。
この倉庫は、幅約30m、長さ約125m、高さ約9mと大きい建物なので、離れた
場所からでもよく見えます。
床から3m付近までは、コンクリート造で大変強固な建物となっております。
石炭等の資材を船舶で輸送する為に、保管場所として利用されます。
14.06.13


本工事は東日本大震災により被害を受けた農地海岸堤防の復旧工事です。
こちらはその内の一つ大目軽工区の着工前(被災状況)です。
新堤防は、表側が大型コンクリートブロック、裏側は張ブロックで被覆する傾斜堤で、
施工延長約230m、堤防の計画高T.P+3.50m(旧堤防より1.0m上がり)となります。
着手して1ヶ月になりますが、現在は海上作業にて資機材を運搬する為の航路浚渫
(しゅんせつ)を行っています。

こちらは、「資機材運搬用航路浚渫(しゅんせつ)」の施工状況です。
施工個所までは道幅が狭い為、建設機械や資材などを海から資機材運搬台船で
運んで行く計画です。
浚渫している船舶は船体寸法、L=43.2m、W=13.5m、D=2.5m、積載数量約500㎥、
クレーン(61.2t吊)、ボート馬力(420PS)の起重機船です。
クレーンの高さは約24mで8階建てのビルと同じ高さです。
航行速度は最高6ノット(11.1)km/hになります。

この時期は濃霧も発生します。
船舶の曳航時は見張りを強化し、衝突事故を起こさないよう注意しています。

これだけ荒ければ作業はできません!
大目軽工区は外洋(太平洋)に面しており、低気圧の接近、南風が吹くと波浪が発生し、
作業休止となることがしばしばあります。
常に気象情報を入手し、早めの対応で安全に施工できるよう頑張っています。

1日の作業を終え、鰐ヶ渕水道を航行する起重機船です。
夜間停泊場所(苔ヶ浦)まで移動しています。