2015.02.05
宮城県が東松島市で取り組んでいる大曲浜海岸防災林・防潮堤復旧工事、洲崎地先海岸外災害復旧工事の防災林・防潮堤復旧及び道路災害復旧事業が工事の本格化に当たり、1月22日の午前と午後に現地で安全祈願祭が執り行われました。
大曲浜海岸の工事は鳴瀬川の河口から東側に延長5278mの防潮堤を整備し防潮堤の背後には盛土で基盤造成した上に防災林を植樹する計画で、当社を含む3社が4工区に分けて工事を進めています。
当社では4工区のうちの1工区である矢本工区の消波工1627mと、2工区である牛網工区の防潮堤工1136mと植生基盤造成工9haを担当しています。
洲崎海岸の工事は当社を含む3社が海岸の北側・中間部・南側の大きく3工区に分かれて工事を進めており、当社は中間部にあたる2工区の堤防延長799mと道路延長770mを担当しています。
式典では、東松島市の市街地を津波から守る防災林や防潮堤等の1日も早い完成に向け、施工者一同で団結することを誓いました。
2014.06.16
当工事は、東日本大震災により被害を受けた海岸の堤防・護岸の復旧
及び嵩上げを行う工事です。
施工場所は東松島市の大曲海岸で施工延長約1kmになります。
海表・海裏ともに大型コンクリートブロックで被覆を行います。
写真は嵩上げ時の高さで約2.3m嵩上げを行います。
こちらは消波ブロックの生コン打設状況です。
重量が5t・6.3t・8t・10tの消波ブロックを製作し約5700個のブロックを製作しました。
こちらは、消波ブロックの据付状況で、90tクローラークレーンにて既設の消波ブロックに
嵩上げを行い施工しました。
こちらは海表側の根固ブロック、裏込の栗石が完了し被覆ブロックを施工していきます。
こちらは突堤の施工状況になります。
ちなみに突堤とは沿岸に生じる海浜流を制御し砂浜の浸食を抑える効果があります。
それでは最後に...
当現場のすぐ近くには航空自衛隊松島基地がありブルーインパルスが現場上空を
飛行し訓練しています。東松島市に訪れた際にはぜひ一度ご覧ください。
2014.06.16
塩釜貞山埠頭にある倉庫の新築工事が完了しました。
倉庫は大きいので対岸からも見えます。
倉庫の内部です。
LED証明がついているので、夜でも内部はとても明るくなっています。
倉庫北側の昼と夜の写真です。
この倉庫は、幅約30m、長さ約125m、高さ約9mと大きい建物なので、離れた
場所からでもよく見えます。
床から3m付近までは、コンクリート造で大変強固な建物となっております。
石炭等の資材を船舶で輸送する為に、保管場所として利用されます。
2014.06.13
本工事は東日本大震災により被害を受けた農地海岸堤防の復旧工事です。
こちらはその内の一つ大目軽工区の着工前(被災状況)です。
新堤防は、表側が大型コンクリートブロック、裏側は張ブロックで被覆する傾斜堤で、
施工延長約230m、堤防の計画高T.P+3.50m(旧堤防より1.0m上がり)となります。
着手して1ヶ月になりますが、現在は海上作業にて資機材を運搬する為の航路浚渫
(しゅんせつ)を行っています。
こちらは、「資機材運搬用航路浚渫(しゅんせつ)」の施工状況です。
施工個所までは道幅が狭い為、建設機械や資材などを海から資機材運搬台船で
運んで行く計画です。
浚渫している船舶は船体寸法、L=43.2m、W=13.5m、D=2.5m、積載数量約500㎥、
クレーン(61.2t吊)、ボート馬力(420PS)の起重機船です。
クレーンの高さは約24mで8階建てのビルと同じ高さです。
航行速度は最高6ノット(11.1)km/hになります。
この時期は濃霧も発生します。
船舶の曳航時は見張りを強化し、衝突事故を起こさないよう注意しています。
これだけ荒ければ作業はできません!
大目軽工区は外洋(太平洋)に面しており、低気圧の接近、南風が吹くと波浪が発生し、
作業休止となることがしばしばあります。
常に気象情報を入手し、早めの対応で安全に施工できるよう頑張っています。
1日の作業を終え、鰐ヶ渕水道を航行する起重機船です。
夜間停泊場所(苔ヶ浦)まで移動しています。
2014.01.22
当工事は東日本大震災により被害を受けた農地及び海岸堤防の復旧工事です。
こちらは、その内の一つ蛤浜工区の堤防表法施工状況です。蛤浜工区の新堤防は
表法・裏法の両面とも大型コンクリートブロックで被覆する傾斜堤で延長約220m
あり、現在は基礎部の施工を行っていて、多くの重機と人が働いているので、特
に現場内の安全管理には心血を注いでおります。
こちらは、「資材運搬用航路浚渫(しゅんせつ)」の施工状況です。
施工箇所までは道幅が狭いため建設重機や資材などは海から資材運搬台船で運
んで作業をしています。
こちらは、50tクローラクレーンを資材運搬台船で曳航(海上運搬)している状況
です。ユニフロート式台船はエンジンがないので曳船によって牽引します。
こちらは、農地復旧工表土整地工完了状況です。
農地復旧作業は天候により稼働率などに影響を受けるところが大きく、試行錯
誤しながら頑張っています。
こちらは、旧堤防を解体したコンクリートの再生骨材集積状況です。
旧堤防取壊しによって発生した瓦礫を自走式破砕機で砕き、新たな再生資源へ
と生まれ変わらせます。
こちらは、工事に携わる土木技術者の集合写真です。
写真は事務所前の安全掲示板に掲示し、作業所で働くみんなの団結と志気の向
上を図っています。また、事務所前の見える場所に掲載することで近所の方々
にも私たちのことを知っていただけるようにしています。
ちょっと一息・・・
現場近くの風景を撮影しました。
疲れたときは日本三景松島の綺麗な景色を観て癒されています。
こちらは、現場で大活躍の奥田丸Ⅰ号(交通船)です。
海の工事には必須です。